南極圏(南緯66度33分以南)をめざす


「今日はさらに南へ向かって南極圏まで行くよ」今日も、いい天気。


流氷の上でくつろぐカニクイアザラシに遭遇。
 
 
みんながデッキに出てきて写真を撮りまくっていたら、いやな顔をして水中に逃げていった。
 
「身が詰まっている感じが子持ちシシャモに似てたね!」フィー子、あんた、もしかして日本食が恋しくなったのか?


船は南下して、南極圏内に到達。南緯66度33分です。南極クルーズでも、ふつうは南極半島周辺をめぐるのが多くて、南極圏まで達するのは珍しいんだそうです。
シャンパンで乾杯!」
さっきのカニクイアザラシをまねて、われわれも流氷の上に乗せてもらえることになった。
 
 
ひびが入って割れたりしたら、チョー危険なんだけどね。目の前でばりばりと二つに割れていった流氷もあったよ。
「フィー子も流氷にのったよ。世界中のブライスの中でも、南極の氷の上にのったブライスはフィー子だけかもね。ふふん」

「流氷に乗っている人たちが、フィー子のうしろの遠くに見えるよ!」
 
南極では、生物であれ無生物であれ、なにひとつ持ってきてはダメだし、置いてくるのもダメ。
ただし、氷(雪)だけはいいんだって。

「nikoさんとmegumiさんは南極の氷を入れたウィスキーソーダを飲んだよ」